成り立ち
「偏衫」とも記される律衣のひとつ。原型は古代インドの「僧祇支(そうぎし)」にさかのぼり、中国で二枚の僧祇支を襟でつなぎ両肩を覆う形に発展したとされる。背中を縫い合わせずに開けておく独特の仕立てが特徴。
「偏衫」とも記される律衣のひとつ。原型は古代インドの「僧祇支(そうぎし)」にさかのぼり、中国で二枚の僧祇支を襟でつなぎ両肩を覆う形に発展したとされる。背中を縫い合わせずに開けておく独特の仕立てが特徴。
前身頃(前部)と後身頃(後部)に紐が付いており、その紐を結び、右襟を前にして着用する。直綴と同様に律衣であるため、衲衣は着けない。
律衣のため、緋色・紫色は原則として用いない。三如法色を原則とし、上位から①黄赤色の香色(こういろ)または赤黒色の木蘭色(もくらんじき)、②茶の黒または黒鼠色、③松葉色の順となる。また黄系や、無位無官・清浄を意味する鈍色(白・黒・鼠)も用いられる。
律衣のため本来は麻・木綿で作るのが一般的であったが、現在は正絹(塩瀬・羽二重・絽・紗など)や取扱いの容易な化繊生地でもお仕立てしております。
『高野山の衣體』に示される三如法色・伝統黄染・茶系・鈍色をはじめ、よくお選びいただく日本の伝統色21色をご確認いただけます。薄黄や利休白茶などの淡色は「背景:墨に切替」を押していただくと輪郭がより明瞭になります。
参考:『高野山の衣體』
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